こんにちは!ぱぴこ(@papikoraru_ga)です^^
今日も元気に朝から薬を飲んでいます!
わたしが毎日飲んでいる薬は甲状腺機能低下症の「チラーヂン」という薬です。
っても甲状腺機能低下症って、あまり聞かない病気ですよね。
女性に多い病気なので、家族や友人が甲状腺の病気をしたりすると聞いたことがあるかもしれません。
わたしが初めて聞いた時は、そもそも甲状腺ってなに??てか、体のどこ?ってくらい知らなかったです。
そんなわたしも甲状腺機能低下症になってからもう10年以上が経ちました。(長っ^^;)
結論先に書いちゃいますが、今の健康状態どうなの??に関してはめちゃめちゃ元気です。
ただそれは、きちんと定期的に検査観察して、薬の量を適時調節し、忘れることなく薬を飲み続けたからです。
見つかりにくい病気ではありますがきちんとコントロールしていける病気です。
もし、甲状腺機能低下症になってしまったり、みじかな人が体調不良でしんどそうでしたらこの記事を参考になさってください!
甲状腺機能低下症になってからもう10年以上薬を飲んでいて、途中出産もしたわたしの体験記です。
Contents
第2子出産後、甲状腺機能低下症が発覚〜第3子出産
第2子を出産して2年くらい経ってから、ある日顔に帯状の発疹ができたんです。
なんだろう、寝ている間に蹴られたのかな?なんて気にしてなかったんですが、
「何かあったらいけないから病院に行って来なさい」っという義父の言葉で、受診。まあ、なんにもないじゃろ〜って思っていたのに、喉を触られて、なにやら詳しい血液検査しましょうとのこと。
結果「甲状腺の数値が低いですね」と言われて初めて甲状腺という体の器官を知りました。
というかまさか何かの病気だったなんて思ってもいなかったのでまずびっくりして。病院勧めてくれた義父にめっちゃ感謝しました^^
担当の先生が甲状腺のイラストを書いて丁寧に説明してくれました。
それから治療がはじまったのですが、毎日薬を忘れずに飲んで、何ヶ月かに一度、血液検査で甲状腺ホルモンの数値を確認する。というだけなので特に入院するとか大掛かりな治療がいるとかではなくホッとしました。
最初の飲み始めた頃は、薬の量とホルモンの値が安定するまで量を変えたり定期検診の間隔が変わったりしていましたが、何年か経つとちょうどいい薬の量がわかり、そこからはずっと同じ量で安定しています。
出産したいと相談した時も、ホルモンの数値が安定しているので問題ないですと言っていただき、安心して出産できました。産前産後も薬の量も変わらずホルモンはずっと安定していました。
毎日毎日ちゃんと薬を飲んでさえいれば、しっかりコントロールできる病気なんだという印象です。
ただ、急にホルモンの数値が変動したりすることもあるので、定期的な観察が必要であることも確かです。
まずは甲状腺について知りましょう!
【甲状腺機能低下症と生きる 1 】甲状腺ってどこ?甲状腺機能低下症ってなに?
甲状腺機能低下症とは
喉のあたりにある甲状腺の機能が低下し、出るはずの甲状腺ホルモンが出なくなってしまう病気です。
甲状腺機能が低下してくると全身の代謝が低下するため、体のさまざまな機能が低下します。精神機能が低下することによって眠気、記憶障害、抑うつ、無気力を生じます。皮膚は乾燥し、毛がぬけたり、指で押しても跡を残さないむくみを生じます。また声帯がむくむために声がかすれることもあります。消化管運動の低下により便秘になったり、心臓機能の低下により脈が遅くなったりします。他には体重増加、寒がり、疲労感がよくみられます。
https://www.kuma-h.or.jp/disease/27/
出典:甲状腺専門医 隈病院HPより
この甲状腺のホルモン、聞いたことないマイナーなホルモンなのに体にとってめちゃくちゃ重要なホルモンなんです。
新陳代謝をコントロールして体の調子を整えたり、交感神経に作用したりします。
甲状腺ホルモンが出なくなってしまう甲状腺機能低下症は、身体の新陳代謝がへっていきます。
むくんだり寒がったり、便秘、元気が出ないなどの症状が出てくることになります。
【甲状腺機能低下症と生きる 2 】初期症状まとめ。更年期やうつ病と間違いやすい?
むくみ
さむがる
便秘
無気力
月経異常
声がかすれる
眠気
毛が抜ける
疲労感
体重増加
この初期症状、一部の症状のみ出る場合もあるし、全部の場合もあるし、症状の強さも人ぞれぞれなんです。
わたし自身、たまたま病院に行って見つかったようなもので、上にあげたような初期症状はほぼ気づいてはいませんでした。
特にその頃のわたしは産後だったため、そもそも疲れていたりよく寝れなかったり、むくんでたって、たいして気にもせずに過ごしていたので、あの時行かなかったら絶対に見つかっていないと思います。本当に病院行って良かったです。
甲状腺機能低下症に気づかず、どんどん元気が無くなっていく無気力感や、気持ちが落ち込んで行ったりする症状が強く出ると、うつ病と間違いやすいです。
何年も心療内科に通ったり、更年期障害だと思い込んで婦人科で治療を受けたり、遠回りしてやっと甲状腺機能低下症が見つかる方もいます。
体調がおかしかったりした時は一度内科で相談するのをお勧めします。
血液検査するだけでわかりますよ!
人間ドッグでも見つかるかもしれません。気になったら聞いてみてくださいね。
【甲状腺機能低下症と生きる 3 】治療方法は?一生薬を飲み続けるの?
甲状腺機能低下症の治療はお薬を飲むだけです。
出なくなってしまったホルモンがお薬になっているので、毎日忘れずに飲むだけ。
しかも元々身体の中で作られるホルモンなので副作用なし!なんです。ありがたいですね。今や習慣になっていますが、飲み始めの頃はうっかり忘れちゃうこともありました。朝食の前にお水と一緒に飲むとか、寝起きにコーヒーと一緒にとか、関連づけて習慣化すると忘れないですよ。
最初はいつまで飲み続けるんだろう・・・と不安になったこともありました。薬を続けるうちに甲状腺の機能が治る方もいれば治らない方もいるようです。
わたしはこのまま一生飲み続ける感じかなと思っています。
毎日しっかり飲んで、薬の量が適当か、ホルモンの数値が急に変化していないかなど、今も3ヶ月ごとに血液検査で診てもらっています。
【甲状腺機能低下症と生きる 4 】橋本病ってなに?同じ病気なの?
甲状腺の病気というと、有名なものが「バセドウ病」と「橋本病」です。
甲状腺の病気です、と言うと「バセドウ病なの?橋本病なの?」みたいによく聞かれたりします。^^
まず橋本病について解説しますね。
甲状腺機能低下症と橋本病は同じ病気ではないんです。
ちょっとややこしいんですが、甲状腺に炎症が起きて腫れちゃっている状態、慢性甲状腺炎が「橋本病」です。
炎症がどうして起きているのかによってさらに検査して調べていきます。
また橋本病だからといって、みんな甲状腺機能低下症になるわけではないんですよ。ただ、わたしも診断初期に喉のあたりが腫れていたようなので、橋本病から甲状腺機能低下症になった感じかもしれません。
甲状腺が慢性的に炎症を起こす「橋本病」になって、甲状腺の組織がダメージを受けてホルモンがだせなくなり、「甲状腺機能低下症」になってしまった、とゆう感じですね〜。
ややこしい^^
【甲状腺機能低下症と生きる 5 】バセドウ病との違いは?バセドウ病から甲状腺機能低下症になる?
もう一つの甲状腺の有名な病気、バセドウ病。
バセドウ病は甲状腺から出るホルモンが出すぎちゃう病気です。
わたしの甲状腺機能低下症(甲状腺の機能が低下して出るはずのホルモンが出なくなってしまう)とは逆の病気ですね。足して2で割りたいですね^^;
足りないホルモンを薬で補充すればいい甲状腺機能低下症と違って、バセドウ病は少し治療が大変です。
副作用に耐えながら薬でホルモン生成の機能を押さえ込んだり、場合によっては手術をすることもあります。放射性ヨウ素を飲むという放射線治療などもあります。
この甲状腺機能を抑える治療により機能が低下してホルモンが出なくなってしまった時には、甲状腺機能低下症と同じ治療になり、副作用のない、ホルモンが薬になったものを飲んでホルモンの数値を安定させます。
バセドウ病は、薬の副作用に苦しめられる方も多く、手術や放射線治療などはかなりの身体的負担がかかります。なので再発してしまうくらいなら甲状腺の機能がダメになって後からホルモンを薬で足す方が負担も少ないのです。
【甲状腺機能低下症と生きる 6 】バセドウ病体験記はヨスさんのブログをどうぞ!
バセドウ病については、わたしが尊敬するヨスさんというブロガーさんが詳しく闘病記としてまとめていらっしゃいますのでぜひご覧ください!
https://yossense.com/graves-disease-overcome/
わたし、ヨスさんのファンで、ヨッセンスよく読んでいるんです!
バセドウ病以外の記事もとっても面白くためになるのでぜひご覧くださいね^^
甲状腺機能低下症のまとめ。見つけるのが難しい病気はたくさんある。
あの時義父が病院を勧めてくれなかったら、忙しさに体調不良にも気づかず、もっともっと大変な状態になっていたかもしれません。
子育て真っ最中のお母さん方!お父さん方!
ご自分の健康、受診を後回しにしないでください。なんかおかしいと思ったらぜひかかりつけの内科に受信してください。
子どもの小児科は受給券もあるし行きやすいけど、大人の受診って、高いし時間かかるし躊躇しますよね。
わたしぱぴこ(@papikoraru_ga)はめちゃめちゃ虚弱なのに、そんなわたしですら、「このくらいで病院行かなくてもなんとかなるんじゃ・・・?」(そして重症化する虚弱)
って毎回思うくらいなので、忙しい世代の方々が病院に行きずらいのはめっちゃわかります。
わかるんですが、それでもやっぱり家族の健康は何物にも変えがたいものです。
耐えに耐え抜いて病院に行ったら手遅れだったとか、まだ大丈夫と無理をして大事な場面で倒れるとか、そんな話を聞くことがなくなって欲しいと思っています。
病気になってから治すより、病気にならない工夫をする方が、自分のため家族のため、そして結局は時間やお金を失わないことになると思います。
少しでもおかしいと思ったら早めに受診しましょう。
甲状腺機能低下症や、同じように見つかりにくい病気が隠れているかもしれません。
ガン検診などと同じく、定期的に健康観察をすることは大切です。検査してみて、何にも悪いところがなければ安心して過ごすことができますよ!
甲状腺機能低下症は、きちんと薬でコントロールできる病気ではありますが、この病気を見つけられないまま放っておくと命の危険もある病気です。
気になることがある方はぜひ早めに内科に受診しに行ってくださいね。